k2puddingのお絵かきブログ

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運動時に最適な飲料

飲水に適したものについてまとめてみました。
 


3. 運動時に最適な飲料
3-1発汗時のナトリウム濃度の必要性
大量に汗をかいてナトリウムが失われたとき、水だけを飲むと血液のナトリウム濃度が薄まり、これ以上ナトリウム濃度を下げたくないために水を飲む気持ちがなくなります。同時に余分な水分を尿として排泄します。この状態になると汗をかく前の体液の量を回復できなくなり、運動能力が低下し、体温が上昇して、熱中症の原因となります。(大塚製薬HPより)
※この現象を大塚製薬は「自発的脱水」と呼んでいますが、なぜ水分を取りたくなくなるのかというメカニズムは書かれていませんでした。体液増大による血管拡張に対する中枢からの抑制だと考えられますが詳しく調べていません。高張性脱水のメカニズムともよく似ています。

(画像:大塚製薬HPより)
 


3-2高張性脱水のメカニズム

(画像:ナースプレスHPより)
 


3-3水道水とスポーツドリンクの飲水比較
「大学野球選手と大学アメリカンフットボール選手を対象に自由飲水時の飲水量体重減少量および発汗量と環境温度との関係を検討した.野球練習時およびアメリカンフットボール練習時の環境温度(WBGT)と発汗量飲水量(スポーツドリンク)の間には有意な相関関係が認められた.また,飲料を水道水とスポーツドリンクとした場合について比較したが同様の関係が認められた
体重減少量はいずれの条件においても環境温度との間に有意な関係は認められず,水道水,スポーツドリンクともに体重の減少量は一定の範囲内に保たれた.しかし,体重の減少量はスポーツドリンクが水道水より低値を示し,水分補給割合はスポーツドリンクが高値であり,その効果として体液の損失量を低値にしていることが示された」
(運動時の発汗量と水分摂取量に及ぼす環境温度(WBGT)の影響 中井誠一,芳田哲也, 寄本明,他 体力科学(1994)43,283~289)
文献では、アメリカンフットボール練習において、スポーツドリンクの方が水道水よりも体重減少が少なかったと述べています。
 


3-4その他の飲料
アルコールは利尿作用が高く水分補給にはなりません。また、お茶やコーヒー、その他のカフェイン含有飲料も利尿作用があるため運動時の水分補給には適さないと言われています。(しかし、以下の文献ではカフェインの脱水作用疫学的根拠がないとも指摘しています。Food and Nutrition Board of the Institute of Medicine. Dietary Reference Intakes for Water, Potassium, Sodium, Chloride, and Sulfate (2005). Accessed December 21, 2016.)このことから、日常での飲水は水。運動時はスポーツドリンクが良いと考えられます
日本経済新聞の表が見やすかったので以下に掲載いたします。

(参照:日本経済新聞「運動時のお茶はNG 状況別水分補給のコツ日経ヘルス・フォーメン)
 


3-5ミネラルウォーターと水道水比較
水道水は、水道法第4条の規定に基づき、「水質基準に関する省令」で規定する51項目の水質基準項目と基準値を満たしていることが必要。それに対しミネラルウォーターは14~39項目の水質基準を満たしておればよく、水道水の方が基準は厳しく安全であるといえます。
水道水のデメリットは、塩素による水道水の味の変化です。塩素の量が多ければ多いほどいわゆるカルキ臭が強くなります。塩素自体は、ごく少量であるため、人間の身体に入ってもほぼ無害だと言われています。また、水道水にはトリハロメタンという発がん性物質が含まれており、煮沸することでその量は最大で3倍にも増えてしまうと言われています。
ミネラルウォーターは、塩素の混入がなく、ミネラルを含むため、味を楽しむという嗜好性があると考えられます。