お絵かき環境って? 椅子編
ニコニコ動画からブログを移してきたよ~^^
忙しい人のための三行まとめ
・目的に合わせてチョイス!パーフェクトな椅子はない
・高ければいいってもんじゃない!お店で実際に座って選んで!
・腰痛の予防についてはまた次回(気が向いたら!)
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はいっ!
第一回目だからお題を何にしようか迷っちゃうねw
しょっぱなですし、ちょっと意外性を出してみようかな~と思いまして・・・
椅子です。
さて、絵を描くとき「じ~」っとしている時間が長いので
腰が痛くなる人が多いのではと思います。
かく言う私も時々腰が痛いです(;;
腰、痛いとイライラしますよね?
作業効率落ちてると思いませんか?
こんなとき、「もっと腰が楽にならないかな~?」と
椅子についていろいろ調べて
購入を検討する方もいらっしゃるかと思います。
”アーロンチェア”とか”コンテッサチェア”とかみたいな
ヘッドレストやアームレストがついていて
腰もグイグイ押してくれていい感じに細かく調整できる
ワーキングチェアとか~・・・
革張りの社長椅子みたいなのでオットマンが付いている
いかにも高そうなものとか~・・・良さそうに感じるじゃないですか!
でも、目的に合わせた椅子を選ばいないと
返ってその効果を発揮できないことがあります!!
どういうこと?
はい。それについて話そうと思います・・・
ところで右の図を見てくれ。こいつをどう思う?
そうですね、絵を描く時ってペンタブレットを目の前に置いたり、ショートカットキーを押したりする関係で結構前のめりになっていると思うのです。まぁ、背中を丸めてお尻をべったり座面にくっつけている人も中にはいるかもしれません。
姿勢については、前者の場合は前傾、後者の場合は後傾というみたいです。だけどこの前傾と後傾は、体幹の傾きだけではなく骨盤の傾きのことも指すのかと思っております(三角のところ!)
これは昔リハビリの先生が言ってたとこなのですが、座った時におしりのどこで支えているかというと、骨盤の2つの坐骨(結節)と仙骨(後面)の3点で支持しているのだそうです。(大事なことなので根拠についてちょっと調べましたが見つけられなかったです;;)
で、実際のワーキングチェアを見てみると、ランバーサポートと言って、腰のところがポコっと出っ張っていて、坐骨と腰椎で支えるような物が多いです。
でもこれだとおしりが疲れた時、前におしりを滑らせると位置がずれてしまって腰にぴったり合わなくなるのですよね~。
ね。おかしいと思いませんか?
多分ですけど、多くの人は椅子というのは、おしりと背中あるいは腰で体重を支えているものだと思いこんでおられるのではないかと思います。その認識の違いが結果的に体に合わない椅子を選ぶといった悲劇を生むと考えてます。だから、同じ理由でいくらバックシートの高さを増し、ヘッドレストを追加したような高価なワーキングチェアであってもおしりがずれてしまうとどんなに素敵なオプションがついていても常にフィットしないから効果が出ないのです。それに前傾姿勢で作業するのですからこのような機能は必要としませんw また、加えていうとハイバックシートなどは肩にあたって作業の妨げにもなります!後は、椅子で仮眠取り方も中にはいらっしゃると思います。こういった方はちゃんとベッドや布団で寝た方がいいと思います。作業する場において休むための機能まで求めると、とても中途半端なものになってしまうでしょう。だから、目的に合わせた椅子を選んで欲しいのですよね!
ひとつ、気をつけていただきたいのがこの時に腰が過度に曲がっちゃったり、反っちゃったりしてないかです。背骨には脊髄神経が通っていて、背骨と背骨の間から抹消へ向かう神経が外へ出ています。変な姿勢が癖になると骨が変形しちゃったり、滑っちゃったり、神経が出ている穴を狭くしちゃったり、椎間板っていうものが飛び出しちゃいます。すると神経を引っ張ったり圧迫したりするんですね。もし、「足に力が入らないなぁ・・・」とか、「足にしびれがあるなぁ・・・」など身に覚えがある方は早めに病院の受診をおすすめいたします!
筋トレ?とかするひといますよね。上の事情があるので腹筋したら同じだけ背筋して前と後ろの力のバランスを保ってあげてください^^
・・・おっと、話がそれましたね~
じゃぁ、おしりがズレなければいいんじゃないの?
それは、非常に難しいです。
だって、ずっと同じ所で座っているとおしり痛くなりますもの。
何故かというと、筋肉に血液が流れないことで酸欠状態になり痛みを発したり、神経が微細なストレスを受け続けることで痛みを発したりするからです。(この事についてはまた次回にでもお話する機会があればいいなと思います。)ですから、座っているときは除圧のために少しずつ座る位置を変え続けているはずです。例え変化する坐骨と仙骨の位置に常に追従してくれるものであっても、この除圧ができないと長時間座ることは難しいです。
無理じゃん。で、結局椅子は何を選べばいいの?
そうなのです。ですが皆さん安心してください。実はここにこんないい商品が!・・・とまるで通販サイトの売り文句みたいなことをいいたいところですが、今のところ思い当たるものがありません>< それで、今考えられるお絵かきのためのベストな椅子の条件について述べてみたいと思います。それぞれの項目についても解説しようと思ったけど長くなりそうなので箇条書きにしちゃおっかな!
座面の高さ・・・膝を90度に曲げて座った時、足の裏が地面につく
座面の長さ・・・バックシートに仙骨を当てた時、膝裏と座面の間に5cmくらい隙間がある
座面の幅・・・・座って左右に指2本くらいの余裕がある(あまり広すぎても良くない)
座面の硬さ・・・筋肉と同じくらいの硬さ(柔らかすぎはダメ)
アームレスト・・・高さが変えられて細かく動かせる(固定式は高さが足りないことあり)
バックシート・・・腰まであれば十分。ハイバックシートは作業の邪魔になる
ランバーサポート・・・あってもよい
ヘッドレスト・・・いらない
リクライニング・・・腰を伸ばしたいときに使うかも
ロッキング・・・腰を伸ばしたいときに使うかも
※机の高さ・・・机の高さに椅子を合わせるよりも高さを調整した椅子に机を合わせたほうが良い
こんなところかな?
中には仙骨部分をサポートしてくれる優れものもあるらしいです。
だけど、こういうワーキングチェアって6万~10万円とかしてすごく高いのですよね。それに、ちゃんと体にあったものを選んだほうがいいです。
人が「これがいい!」って言ってるから取り敢えず買ってみて、使ってみたけど思う程ではなかった・・・みたいなしょんぼり体験はしたくはありません。
つまり・・・
結局のところ、お店に行き実際に座ってみて気に入ったのを選んだほうが失敗がありません。
大体、今までの内容からすれば、位置を微妙に変えながら座っているわけだから、丸椅子でもいいのですよ。いやいや、それどころかバランスボールでもいいですw(イライラしそうですけどね)実際にバランスボールの上に社員を座らせる会社もあるみたいですよ。また、腰が痛いなら、作業の間だけコルセットをするというのもありでしょう。(でも長期使用はおすすめしません)
と、まぁこんな感じでございます。全体を通して何が言いたかったかといいますと、腰をいたわるために、一度ご自身の環境について考えてもらえるきっかけになればいいなと思いこのような記事を設けました。
今回は椅子の話でしたが、座椅子の場合どうなるの?という疑問も上がってきますよね!でもこれについてはグダグダになりそうなので触れずにおきます。足伸ばす姿勢はより猫背になりやすいですし、背もたれ付きアームレスト付きのものだと体を後継せざるを得ないんじゃないかな?そうなってくると、椅子よりも机とかモニタの方の環境を変えてあげたくなりますよね!
はい!いきなり一回目から長文でした。ここまで読んで下さり有り難うございます!
それでは!
おすすめしたいサイト記事
KIZU Chiropractic http://www.kizuchiro.com/director_blog/diary.cgi?no=109%22
参考にしたサイト
wchair http://www.wikihouse.com/wchair/
chair.offinet.com http://chair.offinet.com/info/choice.html
腰痛でお悩みの方におすすめの椅子の選び方の4つのポイント iGotit
http://igot-it.com/youtu-isu-osusume-4085.html
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