では、実際にどうゆう症状があるのか。避けるべきものはなにか。おすすめのものはなにかを記述していきます。

◇リーキーガットと関連する一般的症状
免疫力の低下/原因不明の熱/胸焼け/息切れ/嘔吐/吐き気/運動耐容能力の低下/腹痛/抜け毛/腹部膨満感/もろい爪/頻繁なおなら/皮膚疾患/消化不良/不眠症/下痢/記憶力の低下/便秘/集中力の低下/痔/疲労感や不快感/口臭/神経過敏やイライラ/食欲低下/攻撃的な行動/頻繁な膀胱炎/不安感夜尿症/気分の混乱/もやもや感/頻繁な膣感染症/まとまらない考え/慢性の関節痛/ぼんやりした頭/慢性の筋肉痛/気分のむら

◇リーキーガットと関連する一般的な医学的病態
ニキビ/じんましん/老化の加速/原発性胆汁性肝硬変/エイズ/腸内感染/アルコール中毒/炎症性腸疾患（IBD）/アレルギー性疾患/過敏性腸症候群（IBS）/強直性脊椎炎/肝機能障害/関節炎・炎症性関節疾患/吸収不良/喘息/栄養失調/自閉症/化学物質過敏症/セリアック病/解熱鎮痛薬による腸疾患/幼少期の多動症/膵機能不全/慢性疲労性症候群/乾癬/アトピー性皮膚炎/ライター症候群/クローン病/関節リウマチ/内毒素血症/全身性エリテマトーデス/食品アレルギーや過敏症/潰瘍性大腸炎/ランブル鞭毛虫症/アナフィラキシー反応/尿路感染症

◇リーキーガットを治す
医学界は、リーキーガット症候群を治すことに関して、未だにこれといった特定の治療法に至っているわけではありません。
医師は、本人の遺伝、病歴、環境やライフスタイルなど患者を中心に据えたアプローチで、問題を起こしている可能性のある、あらゆる原因を精査していかねばなりません。
1. Remove：腸を痛め付けている食べ物や要因を取り除く
これは、腸の炎症物質となっている可能性のある食品（砂糖、穀物、炭水化物、乳製品、大豆、グルテン、イースト、アルコール、カフェインなど）をすべて食事から除去します。これを少なくとも14日間、できれば数か月間続けます。それから、添加物の多い飼育された肉や遺伝子組み換え作物も避けた方がよい食品に入ります。食品以外での避けるべき有害物質は水道水、農薬、NSAIDs（非ステロイド系抗炎症薬）、抗生物質です。薬を処方された場合は医師に相談しましょう。
制限した食事を続けていると、腸管はゆっくりと正常な透過性を取り戻し、外来物質が血流に流れ出してしまうということもなくなって、最終的に食品不耐性の症状も止まります。
2. Replace：治癒してくれる食べ物に置き換える
消化を助けるハーブや酵素、その他の消化を助ける食品は特に症状を和らげて腸内層がそれ以上損傷するのを防いでくれます。
3. Re-inoculate：良い菌を植え付ける
腸内フローラを良いバランスに持っていくことが、消化器系の健康には不可欠となります。食事制限を厳しく守ること、アシドフィルス菌などのプロバイオティクス（善玉菌）を摂ることが最終的にリーキーガットを沈静化してくれます。
また、繊維質の多い食品は腸内バランスを安定させてくれます。研究では、腸の善玉菌と悪玉菌の割合を85：15に維持することで、リーキーガットに再びなりにくくなるということが分かっています。
4. Repair：腸内壁と細胞を修復する
食事法が主な役割を果たします。これまでの研究では、グルタミン酸が腸の適切な構造と機能を保つのに役立つこと、さらにガンの放射線治療と化学治療によるダメージを緩和することが分かっています。また、生の食品に入っている自然の消化酵素は、適切な消化を助けます。
5. Regulate：調整する
最後に、食べたときに体にどんな反応があるか、どこでどのように食べるか、そしてもちろん、何を食べるかを意識する。

◇避けるべきもの
◎ 砂糖食品（カンジダ菌のエサとなる）◎ 全穀物と精製炭水化物（カンジダ菌のエサとなる小麦のグルテンは炎症物質） ◎ 薬 NSAIDs（非ステロイド系抗炎症薬：ナプロキセン、アスピリン、イブプロフェンが成分のもの） 抗生物質 ステロイド剤（ヒドロコルチゾンやプレドニゾン） 制酸薬 経口避妊薬 ◎ アルコール（炎症物質） ◎ カフェイン（炎症物質、体を脱水症状にする） ◎ 食品添加物（MSG、抗菌剤、着色料、保存料、乳化剤、香料など）やこれらを使った加工食品全般 ◎ 辛い食べ物（胃や腸を荒らす） ◎ イースト食品（腸壁を荒らす有毒アルコールを発生させる） ◎ 遺伝子組み換え食品（農薬が残留している可能性） ◎ 乳製品（タンパク質のカゼインが炎症物質となる可能性） ◎ 水道水（含まれる塩素が腸内細菌を殺す） ◎ 家庭用合成洗剤やヘアケア・スキンケア用品、および化粧品（経皮毒の可能性） ◎ 加糖の清涼飲料水、エナジードリンク（これらに加えられた砂糖が腸内を酸性に傾ける、カンジダ菌の増殖を招く） ◎ 自分がアレルギーを起こしていると思われる食品／物質　
自分が食品アレルギーや過敏症を持っていると思う場合は、一番良いのは心当たりのある食品を4〜6か月間完全に避けること。

◇リーキーガット・ダイエットの食品リスト
これらの食品は消化に良く、腸内壁の修復を助けるので、リーキーガットを治すのを早めてくれます。
1. 骨ごと煮込んだスープ。
2. 発酵食品 （ケフィア、ヨーグルト、納豆、味噌、漬け物、ザワークラウトや韓国のキムチなどプロバイオティクスの豊富な食品）
3. 蒸したりゆでた野菜
4. ココナッツ
5. 良い油／脂肪 （卵の黄身,青背の天然魚、牧草飼育の肉、アボカド、ナッツ、バター、オリーブオイル、エゴマ油、チアシード、フラックスシード（亜麻仁）、ヘンプシード（麻の種）、胡麻など）
6. 果物
7. 水　（塩素が取り除かれたもの）

私もできることから実践中です^_^
健康寿命伸ばして、エネルギッシュに活動したいですね！

参考著書：
リーキーガット症候群：あなたのその不調の原因は腸の”漏れ”にあった！
トンプソン真理子より